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2026-07-17

彼をブロックする前の気持ち――未練と怒りと解放感

彼をブロックする前の気持ち――未練と怒りと解放感

彼をブロックする前の気持ち――未練と怒りと解放感

ブロックボタンの上に指が止まったまま、どのくらいの時間が経ったんだろう。

あのとき私は、ブロックするのが正しいとわかっていた。でも指は動かなかった。それは意志が弱いわけじゃない。あの瞬間に感じていた感情が、単純じゃなかったから。

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「消えてほしい」と「会いたい」が同時に存在する

家庭のある彼との秘密の恋を終わらせようとしたとき、頭の中がぐちゃぐちゃになった。

怒りはあった。何度約束を破られたかわからない。「妻にはわかってもらえないから」という言葉を、どれだけ信じてきたか。振り返ると、傷つけられてきた場面のほうが多い。

それなのに、ブロックしようとした瞬間に最後に交わした他愛ない会話が目に入ってきた。笑った記憶がある。好きだと思っていた瞬間が確かにあった。その事実だけは、消えない。

「消えてほしい」と思いながら「会いたい」とも思う。この二つは矛盾じゃない。どちらも本物の気持ちだから、どちらかを偽ることができなくて、指が止まる。

ブロックすることへの罪悪感、その正体

ブロックしようとして、ふと「急にブロックしたら、彼が心配するんじゃないか」という考えが頭をよぎった。

少し冷静になって気づいた。これは罪悪感じゃなく、「まだ彼の気持ちを引き留めたい」という願望が形を変えたものだった。

秘密の関係にいると、相手の感情に対して過剰に責任を感じるようになる。彼が傷つくかもしれない、怒るかもしれない。その想像が、自分を縛る鎖になる。でも考えてみてほしい。連絡を絶つことを選ぶのは、私の権利だ。それに対して罪悪感を持つ必要なんて、本当はない。

「解放されたい」という感情は弱さじゃない

ブロック直前の感情の中で、いちばん意外だったのが「解放されたい」という気持ちだった。

秘密を抱えて生きることの重さに、もう疲れていた。誰にも話せない、SNSにも書けない、友達に相談すると説教が返ってくる。それだけじゃない。彼が連絡してくれる日とそうでない日で、自分の気分が完全に支配されていた。

ブロックすることは、その支配から抜け出すことだとわかっていた。「解放されたい」は、逃げじゃない。自分の人生を取り戻そうとしている、ちゃんとした意思だ。

それでも決意するまで、時間がかかっていい

ブロックの前の感情は、誰も同じじゃない。怒りが強い人もいれば、悲しみが先に来る人もいる。私みたいに解放感と未練が同時に来て混乱する人もいる。

ただ、どんな感情が来ても、それを「整理してから決める」必要はないと思う。感情は整理できない。ぐちゃぐちゃのまま、決意していい。

ブロックした後のことを怖いと思っている人に伝えたいのは、後悔は必ずやってくるということ。1日後かもしれないし、3日後かもしれない。でも後悔の後に来るものが、少しずつ変わっていく。それが経験からわかっていること。

決意するまでに時間がかかることは、弱さじゃない。それだけ本気で好きだったということだから。


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この記事を書いた人:遥

秘密の恋、誰にも言えない関係に悩む女性のための専門相談員。正論で否定せず、あなたの本当の気持ちに寄り添います。今まで数多くの方の「夜中の涙」を受け止めてきました。

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